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今日の日本で行われている漢方療法(漢方薬・按摩・針灸)は古代中国に於いて誕生しました。
中国大陸は揚子江(現在は長江と称される)と黄河の2つの大河によって、北・中・南の3つの地域に分かれていて、その各々の気候に応じた治療法が発達したのです。
- 漢方薬…南の地方は高温多湿で、植物がよく繁茂した為に、漢方薬による治療法が行われました。
- 按摩(あんま)…2つの大河にはさまれた地方は、南の地方の様に植物が育成しませんので、裸になって肌をさすって治す按摩が行われました。
(本来の按摩は、現在の日本の様に“もむ”のではなく、『按』『摩』です。)
- 針灸…北の地方はとても寒くて裸になれない為に、肘から先と膝から先だけを出して、先の尖った物で刺激をする治療法が行われ、それが今日の針灸にまで発展したのです。
こうして今日の日本で行われている漢方療法(東洋医学)が紀元前の中国で誕生したと、私は昭和40年に先輩達から教わりました。
この他、食養(しょくよう=食事療法)・呼吸法・運動・姿勢・心の面など、全てに渡る漢方的な方法が確立され、これらをトータルに行うのが本来のやり方です。
『漢方』とは
- 狭義(狭い意味)では「漢方薬」による治療法をさす。
- 広義(広い意味)では、漢方薬・按摩・針灸・食養・呼吸法・運動・姿勢・心の面など、あらゆる漢方的取り組みの総合的な治療法をさす。
という事も教えられましたので、私は今日まで"2"の『広義の漢方』をめざして研賛して来ました。
昨年(2001年)12月に、「針の品質」についてのあるトラブルを体験し、その時、『現在の日本の針灸治療の実態』が、『私の学んだ昭和42年〜45年頃に目標として示されていた針灸治療』とは全く異なる事を知り、ショックを受け、「古代中国から伝わる本来の針灸治療が根絶してしまうのではないか」との不安を感じ、「今、本来の針灸治療をしっかり広めないと、取り返しのつかない事になる」との危機感を感じ、この1年準備をして来ました。
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