ステロイド剤の被害
<はじめに>
規制緩和によって、以前にも増して「ステロイド剤」が私達の生活に入り込み、知らない間にステロイド剤を「使用していた」「使わされていた」という事態が起きています。これは非常に怖い事・恐ろしい事で、その実態と危険性の内容を誰もがきちんと知らなければ、後々悲しんだり悔やんだりする事になりかねません。
勿論、「命にかかわる緊急事態」の時は、『緊急避難的に使用する事』は大切で、とってもありがたい医薬品と言えますが、そうではない時は慎重にも慎重に使用しないと大変な事態になりかねません。
「一時的に症状が消失する」事を「治った」と勘違いしている医師・患者が多く、国でも「ガイドライン」の中に「正しく使えば怖くないもの」としていますが、実際には、「治癒するわけではなく、むしろ『リバウンド現象』で悪化の道(地獄への道)を進む」事になるので、使うならきちんと正しい知識を持った上で「リバウンド現象・副作用・後遺症」を覚悟して使用すべきだと私は思います。
何故なら、私のお店 三健堂に来店した、「ステロイド剤を使用していた人」の、『あまりに悲惨な状態』をいっぱい見ているからです。そして古村和子流の『脱ステロイド作戦』をしっかりやって治った人でも、長い年月を経てもなお、「ステロイド剤の『副作用』『後遺症』と思われる病気・症状が発生」したりしていますので、「ステロイド剤がいかに身体を傷めつけてしまっているか」を痛感するからです。
そこで、私が今までの臨床現場で体験して確立して来た事のポイントをご紹介します。詳しいことを知りたい方は、小冊子や資料もありますし、『右脳漢方勉強塾』の各論「ステロイド剤と漢方」や,『東洋医学勉強会』の「応用編」「治療編」「上級編」にも関連した教材がありますので、しっかり学んで、「もうこれ以上『ステロイド剤の被害者』を出さない」様にしたり、「現在『ステロイド剤のリバウンド現象』で苦しんでいる人を一刻も早く助けてあげる取り組み」をしてほしいと強く願っています。

<私が診た『ステロイド剤の被害』の実態>
  • 漢方の臨床現場で長年相談を受けていると、アトピーに限らず喘息・腎臓病・リウマチなどの治療で長期間ステロイド剤を使用した為に、副作用や後遺症で苦しみ、それを漢方で何とか治したいというケースに沢山出合います。


  • しかも、これらの人々の状態は、年々悲惨さが増しています。その上、年を追う毎に、漢方しか扱っていない者にはショックな程、あらゆる分野の医薬品にステロイド剤を入れて、一時的な症状の改善(消失)を「効き目」と称して販売されています。


  • 何も知らずに使用している人は、“被害者”です。10年以上ステロイド剤を使用した人も、顔につけて後遺症で苦しむ人も、「これ以上は危険だから」と医師からステロイド剤の投与を中止されてしまった人も、悲惨な状態で来店されます。


  • 顔が真っ赤に腫れ、自殺まで考えていた人・全身が「見た目もものすごい・痒みもものすごい」人(表現できない色々な症状の人がいます)・身体に約20年・顔に1年使用後白内障で失明した人もいます。


  • こんな風になってしまっている人も・こんな風になりたくない人も、是非、「漢方からみたステロイド剤の影響」と、「ステロイド剤の被害から1日も早く脱出・開放される為の方法・知恵」を知って下さい。


<先ずはきちんと知ろう! ステロイド剤を使用する病気・症状>
  • 昔は腎臓病や喘息・アトピーなどに用いられていたステロイド剤。「急に中止すると危険だから徐々に減らすこと」とか「副作用でムーンフェイス(お月様の様な丸い顔)になる」というのが一般的な認識でした。


  • 近年、“乱用”と言っても過言ではない使われ方をしている上に、ステロイド剤が入っていることを知らされずに使っている人が多く、漢方療法を行う上でも大きな障害になっています。


  • 漢方相談にみえた方から聞いた『ステロイド剤を使った治療が行われている病名・症状』とOTCで販売されているステロイド剤入りの医薬品を使う症状を挙げてみますと、


    • 皮膚科…アトピー・じん麻疹・脂漏性湿疹・ニキビ・寒冷ジン麻疹・主婦湿疹・陰部の痒み・抜け毛・円形脱毛症・多発性硬化症(内服・外用)・かぶれ・おむつかぶれ(ぬり薬)
    • 内科…ネフローゼなどの腎臓病・喘息・膠原病・潰瘍性大腸炎・慢性副腎不全・再生不良性貧血・溶血性貧血(内服)

    • 産婦人科…不妊症(内服)

    • 眼科…アレルギー性結膜炎など(点眼薬)

    • 耳鼻・咽喉科…口内炎(ぬり薬・はり薬)・声嗄れ(うがい薬)

    • 整形外科…リウマチ・筋肉のマヒ(重症筋無力症・ギランバレー症候群)

    • 肛門科…痔(座薬)

    • 末期がん・白血病・悪性リンパ腫

    • 外傷…切り傷(ぬり薬)


  • まだまだ色々あります。以前知人の若い医師に聞いたら「原因がわからず治りにくい病気は、ステロイド剤を使ってみるという考え方がある」とのことでした。やってみて効けば、それを治療法として採用するのでしょうが、怖い!!と思いませんか。


<漢方の取り組み方>
  1. 内治法…飲んで内から治す方法です。
    【漢方薬】
    • ステロイド剤による治療が行われている各々の病気・症状にピッタリ合った漢方薬を柱とします。( 但し、下記の点に気をつけて!)
      1. 一般に書店で売られている漢方の本や、テレビ・週刊誌・健康雑誌などで言われる処方は、どちらかというと漢方薬を現代医学的に選ぶ傾向や俗説が多く、ピタリと合わせるコツをきちんと学んでつかんでいる人が多くな いこと。
      2. たとえピタリと合った処方を選んでも、効き目の悪いエキス剤が市場を占めている為、うまく効き目が出ないこと。
      3. 漢方のことをきちんと知らずに、漢方薬を出す医者・薬剤師が多いこと。
    • 炎症がひどい時や冷えがひどい時、更にのぼせがひどい時は、『冷えのぼせを解消』したり、『炎症(熱感)をとる』漢方薬を併用します。
    • 腎の力をつける』漢方薬を併用します。
    • 但し、必ず胃が丈夫か否かのチェックをする事
      腎の力をつける漢方薬は「八味地黄丸(八味丸)」「六味地黄丸(六味丸)」などで、“地黄”という生薬が中心になり、これは胃腸に負担がかかるので「胃腸が丈夫な人に限定して使用する」事になっています。
    • これは古代中国の人達の経験から生まれた『胃腸が弱い人は飲んではいけない』というルールで、昔から漢方を勉強する時に「注意事項」として学ぶ『治療法則』です。
    • よく「漢方薬にも副作用がある」「胃腸を悪くする人がいるから、漢方薬といっても害がある」と言われるのは、この地黄の入った漢方薬を胃の弱い人に処方した医者や薬剤師の勉強不足が原因であり、副作用ではなく「医療ミス」なのです。漢方薬は正しく学んで正しく使えば、そんな問題は起きないはずです。


    【健康食品】
    • 「ほじんDX」…腎の力をつける…胃が弱い人でも大丈夫なので、誰でも安心して飲めます。「ステロイド剤でたたかれて弱ってしまって『腎虚』になった人の『腎の力』を補充する」という名前です。


    • 「健調楽」…免疫力をつける…「作用機序(効き目の仕組み)」が学会で5種類も発表されているものですし、漢方の「五行説」の「火のグループ所属の小腸の腸内環境を改善」し、『相生関係』『相剋関係』を通じて免疫だけでなく心身に良い作用をする事がわかっているので、きちんと知識を持てば、信頼して・安心して使えます。


    • 「ナチュラルC」…(100%天然・無添加ビタミンC)…副腎皮質ホルモン・副腎髄質ホルモンを作る時の「原料」として必要です。


    • 「GOODバランス」…気血水学説の『お血』と五行説の『木=肝のグループ』に対する働きをするもの。などをお勧めします。


  2. 外治法…身体の外から治す方法です。
    【皮膚に対して】
    • 軟膏…皮膚の状態に合わせて選びます。臭いの問題もあるので、昼は軟膏以外の物を工夫します。
    • クリーム…臭いや「いったんパーと出る」の問題が回避出来るものがあります。
    • 化粧品…石油系の原料を使わない物で、お肌の本来の仕組みを助ける物を中心に、お肌の状態に合わせて作戦に組み込むのが古村和子流です。とてもうまくいきます。
    • 漢方ハップ剤…熱感のある時のみ、消炎効果のある漢方薬配合のハップ剤を使います。


    【腎の力をつける為に】
    • ローラー針…腎経(じんけい=腎臓につながるツボの流れ)を刺激する。
    • 「段階圧縮のハイソックス」…アメリカの医療用のもの…腎の力をつけるツボを刺激する。
    • 「プラチナ繊維の腹巻」…通常「通電」しなければでない『遠赤外線の最大ピーク』が体温で出るもの…腰腹部にある腎のグループ(腎臓・膀胱・生殖器)をあたためる為。一般の「遠赤外線で暖めるもの」とは比較にならない威力がある。


    【冷え対策として】
    • “漢方入浴剤”…漢方の煎じ薬を使ったもの…入浴・手足浴をする。
    • “温度が下がる程、保温力のあるハイソックス”をはいて寝る。
    • “身体をあたためるツボ”に“温灸”を。


    【コリ・痛み対策とし】
    • 自分で出来るハリ・きゅうを行う。とてもよく効きますよ。


    • 肩甲骨内側と腰を中心にあたためてコリをほぐすのが最も近道。


    【日常生活の工夫】
    • 衣−とにかく『あたたかく!』(特に下半身足もと
    • 食−『冷たい物・生物・水分』を、極力控える事。
    • 住−『その冷えはその日に取り除く』を合言葉に!
    • 心−『明るく楽しい心で過ごす時間』を増やす工夫を!
    • 脱ステロイド作戦の具体的な方法や詳しい事は、遠慮なくお問い合わせ下さい。
    • 尚、「ステロイド剤」の『リバウンド』『副作用』『後遺症』『つけていない所へのリバウンド』などの非常にお気の毒な人が、古村和子流の『脱ステロイド作戦』で良くなったケースを、少しづつご紹介しますので、少々お待ち下さい。
(H17.11.8 記)
文:古村和子
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